人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡

2012/09/17 § Leave a comment

料理を21世紀の知的産業として発展させた、スペインの小都市のお話。
読めば間違いなく、サン・セバスチャンに行きたくなります。
フレンチが世界一の料理と言われていたのは、昔の話で、
今、食のトレンドはスペインにあるそうです。

エル・ブリのような料理を見ていると
とにかく先進的で今まで見た事のないものを作ろうとしているように思えるけど、
サン・セバスチャンでは伝統料理と「見た目が同じ」か「素材が同じ」の2方向しかないらしい。
伝統を守りつつ、現代のエッセンスをブレンドしていくことに命をかけているそうだ。
だから、素材は地元のものでなければいけないし、そのためフレンチ(例えばロブション)のように
世界に展開はせず、サン・セバスチャンに来て食べることをよしとしている。

料理を知的財産にするために、1999年に世界初の料理学会を開いたり、
4年生の大学「バスク・クリナリー・センター」を作ったり、
産学官の取り組みがベースにはあります。
まるでスタンフォードとシリコンバレーの関係のように。
日本でもカリスマ美容師がはやった時に、ヘアデザインを著作物として扱えば、
違った産業に育ったのではという指摘も面白かったです。

世界を知る。
そのうえで己を知る。身の丈を知る。
古いモノを守り、あたらしいモノを融合させ「いま」を考える。
そして、オープンな姿勢で、多くの者とシェアしていく。

サン・セバスチャンというスペインの小都市に絞った話をしながら、
世界のクリエイティブ産業の潮流、すなわちDJのようにリミックすること、
を説いている。

第1部 なぜスペインに観光客が集まるのか?-徹底した「地域分権」という戦略
「世界一の美食の街」サン・セバスチャンとは
スペインはなぜ観光で大成功を収めているのか?
独自の文化を誇る謎の民族「バスク」とは
第2部 サン・セバスチャンはなぜ美食世界一の街になれたのか
世界一の料理となった「ヌエバ・コッシーナ」とは
サン・セバスチャンの食文化
料理を「知的財産」にする
サン・セバスチャンの成功から日本が学ぶべきこと

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創造産業の根幹

2012/07/29 § Leave a comment

当たり前ですが、情報では感動しません。
この心も身体も震える感動を、日々の中で何度したのか。
あらゆる創造産業の根幹は、これに尽きると僕は思っています。
高城剛

成功するから幸福じゃなく、幸福だから成功する。

2012/07/17 § Leave a comment

ポジティブな脳は、ネガティブな脳より、活発に活動する。
だから幸せを感じられる人は、成功する。

ポジティブな脳に書き換えるためのトレーニングは、
ありがたいと思うことを、毎日3つ新しく書いて、これを21日間続けること。

高城剛も進めているが、瞑想をすると、複数のタスクに追われている気持ちが
目の前にある一つのことに集中できるという。
ぜひ試してみたい。

スペインの日曜営業。

2012/07/13 § Leave a comment

ヨーロッパを旅行すると日曜日にお店がやっておらず
がっかりすることがよくあった。
実は日曜の小売りの営業を法律で禁止している国が多いらしい。

しかし、財政破たん寸前のスペインがこの夏、小売りの日曜営業を認めるそうです。
理由は明快で、国としての稼ぎを増やして、失業率を減らしたいから。
24時間営業のコンビニに囲まれている僕としては、悪いことなんてないじゃん、
って思ったんだけどそうでもないらしい。

強制的に休みの日を決めることによって、大型店から家族経営の小売店を守る役割がある。

この話を聞いたときに、自分の見方が180度変わった気がしました。

ヨーロッパを訪れた時に感じる、個性豊かで粋なお店の数々。
これらがなくなってしまうのは、観光客ながら悲しい。
グローバル化経営が叫ばれる中で、文化を残していくためには、それなりの制度が必要。

世の中に起こることの本質を、もっと見て、考えるようにしないといけないと思ったニュースだった。

美しい映像を撮るということ。

2012/07/13 § Leave a comment

The Marmaladeというドイツの映像プロダクションのPV。
CGに頼らない絵作りが特徴。
ハイスピードカメラの申し子のような集団です。

すごいのは、ハードウェアだけじゃなくソフトウェアも開発しているところ。
1秒1000フレームのカメラとロボットアームを同期させたり。
テクノロジーとクラフトマンシップの融合とも言える。

目的があって、表現が決まる。

2012/07/09 § Leave a comment

企画ってこうやって作るものなんだな、と
思いださせてくれる話。
UNICORN X 宇宙兄弟で話題の「Feel So Moon」MVを
つくったQantaさんのブログから。

というわけで、佐渡島さんとキューンミュージックさんから頂いたテーマは、簡単にまとめると、
「ユニコーンのMVでありつつも、漫画『宇宙兄弟』のMV」
ということである。
これはなかなか大変だ。普通にMVをつくるのも毎回大変なのに、今回は、漫画の魅力まで伝えなくてはならない。

川村と企画を考え始めた。漫画のビジュアルを使う方向、そうではない方向、いろいろとだべっているうちに、ある漫画のことを思い出した。
「サルでも描けるまんが教室」という漫画だ。この漫画は、文字通りまんが教室の体をとっている。漫画文化の中で培われてきた様々な技法を適当にいじりながら、ぶっ飛んだトーンで紹介していく、まんが教室のようでいて漫画という存在そのものをいじっている漫画だ。
その中で、「サブリミナル漫画」というコーナーがあった。このコーナーでは何を紹介しているのかというと、要するにスクリーントーンの粒や、漫画の枠線のような細かくて見えないところに、エロい絵柄や下品な言葉を細かく忍ばせておくと、呼んでいる人をだんだんエロい気分にすることができる、とかそういう話だ。

そういった、コミック中の細かい仕込みをMVにしたら面白いのではないか、と考えた。幸いにも上記の講談社の佐渡島さんがいる。単行本にちょっとした何かを仕込んだり、同時期に発売される宇宙兄弟MOOKに何かを仕込んだりということは可能なのではないか?
いや、これは、このチーム以外では絶対に実現できないことなのではないか?

「MVを通じて漫画を読ませたい」という目的があるから、
「漫画を最大限つかって仕込みを入れるサブリミナルMV」という表現アイデアが出る。

MVなのに漫画にも興味を持ってもらわないといけない、っていうお題がミソで、
このハードルがなかったらこのMVもできてなかったんだ、と思ったら、
広告という仕事で降りかかってくる無理難題は表現のための肥料なんだ、
とポジティブな気持ちになれるような、でもそういうものばかりでもないような、
まとめると前向きな気持ちになれました。
Qantaさん、ありがとうございます。

関係ないけど、このCMが好きです。

誰が言うか。

2012/07/05 § Leave a comment

食べて元気になる(という)商品が無数にあるなかで、
タレントがいうよりも「実際に元気な人」が出るほうが強い。
それが面白ければ、なお強い。

「90歳近いおばあちゃんがここまで頑張れるなら、みんなもっと頑張れるよね。」
というメッセージがひしひしと伝わってきます。

ムラタ漢方|梅花五福丸